コンビニやクリーニング、リラクゼーションなど、 世の中は様々な業種のフランチャイズチェーン店で溢れています。 飲食業界だと、居酒屋、牛丼屋、焼肉屋、ラーメン屋、うどん屋などの フランチャイズチェーン店が目立つでしょうか。 このフランチャイズが、どのような仕組みで成り立っているか簡単にご紹介したいと思います。
例えば、ブランドの名前を居酒屋Aとします。 居酒屋Aの看板を掲げる権利を持っているのが、フランチャイズ本部になります。 居酒屋Aの看板を借りて、自分でも居酒屋Aを経営したい!という個人や企業は、 居酒屋Aのフランチャイズ本部と契約を結びます。
契約時には加盟金と呼ばれる、加盟にあたり 居酒屋Aの看板を借りるための費用を払うことが基本となります。 (本部によってはない場合もあり)
また加盟金と併せて、メニューのレシピやオペレーションノウハウの提供、 それから居酒屋Aの本部から派遣されたトレーナーによる研修を行うにあたり、 その他の初期費用が必要となる場合がほとんどです。
物件取得や店舗デザイン、施工、社員研修を終えた加盟者は、 晴れて居酒屋Aの看板を掲げて店舗を運営することができます。
店舗開店後は、加盟者は月間売上の数パーセント(本部により異なる)を ロイヤルティ(看板を利用料として支払う対価)として本部にお支払することで フランチャイズという仕組みは成り立っています。
店舗開店後は、定期的に居酒屋Aの本部から店舗にスーパーバイザー(SV)が訪れます。 SVとは、店舗の運営状況をチェックする担当者であり、QSCを中心に店舗を見て回ります。 例の一部として、QSCとは具体的に以下のような点です。
Q(クオリティ)味は本部が指導したものを忠実に守れているか、美味しいか。 S(サービス)店舗スタッフのお客様に対するサービスに失礼はないか、快いサービスであるか。 C(クレンリネス)店舗の衛生は保たれているか。きれいであるか。
また飲食フランチャイズでは、大きな食品工場(セントラルキッチンと呼ばれる)を もっている本部に加盟する場合は、食材もその工場から仕入れられます!というケースもあります。 さらに、店舗の販促物の提案や、地域に合わせたメニュー提案を行う本部も・・・。
本部によって役割は異なりますが、飲食店だと上に挙げたような役割が主に挙げられます。
日本の飲食フランチャイズ店、海外にもどんどん進出しています。 吉野家やはなまるうどん、牛角や味千ラーメンが代表的でしょうか。 海外と聞くと、まだ海外に進出していないと少しハードルを感じるかもしれません。
契約書の言語も異なるし、交渉事もする必要がある・・・。 研修はどうする?どこでやる?言葉が分からない・・・。 SV業務も遠くまで行ってやらなくてはいけないの?
こんな心配事がたくさん出てくるかと思います。
JFCでは、そんな心配事や悩みを抱える本部の代わりとなり、 エリア本部という形をとってフランチャイズの契約から開店、 また本部としてのサポートを海外で行っています。
次回は、我々が文化や言葉の異なるアジア各国で エリア本部として担う讃岐うどん店「たも屋」様を例に、 本日紹介した契約から開店、サポートまでのエピソードを具体的にご紹介したいと思います。
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