飲食フランチャイズ本部ってなにをしているの? 海外で日本の飲食チェーンを展開するということ(2)

前回はフランチャイズのしくみと本部の役割について、書かせていただきました。
今回は、JFCが支援している、讃岐うどん「たも屋」様を例に、我々が海外エリア本部として行っていることをご紹介します。

現地パートナーを見つけるには?

フランチャイズ本部が、海外に店を出店する際、
まずは加盟者となる人(企業)を探す必要があります。

我々JFCでは、ホームページからのお問合わせはもちろん、
周りの方々からのご紹介によりパートナー様候補に出会うことがあります。
また、一番影響があるのが、シンガポールにある直営店がきっかけとなる出会いです。

シンガポールは、アジアのショーウィンドーとも言われ、
アジア圏に住む人々が一度は訪れる国です。
そのような国に1号店を開いたことで、店舗に訪れた
ASEAN各国の人が「たも屋」ブランドを気に入り、
自分の国でも店舗を持ちたいというお問合わせを頂くようになりました。

JFCにお問合わせを頂き、何度かご面談をすると、具体的な契約交渉に入ります。
契約期間や、サポート内容など、日本のたも屋本部様とも密接に連絡を取りながら、お互いの意見をまとめ
基本的には英文の契約書を取り交わします。
しっかりとお互いの意向を契約書に組み込み、両者の同意で契約が成立します。

1店舗目開店までの3者共同準備!

契約を交わすと、パートナー様、たも屋本部様、我々海外エリア本部が一緒になり
グランドオープニングに向けた準備が始まります。

物件探しは現地パートナー様が詳しい場合が多く、お任せすることがほとんど。
物件が決まってからは、図面を元に厨房に必要な機器の配置を決めていきます。
並行して、現地施工会社とともに、厨房の設計を行います。
現地調達が可能なもの、日本から輸出する必要があるもの、
それぞれを決定し、発注をします。

その際に、国によって麺機などの輸送が難しい国も・・・
(我々はインドネシアへの機械輸出、台湾では食材輸出で苦労しました・・・)
食材も含め、日本からの輸出が必要となるものは、
一番先に確認を行うことをおすすめします。

また、使用する食材リストから、現地で調達できるものをチェックし、
JFCが現地で食材のサプライヤー開拓を行います。
品質・価格の確認、ない食材は代用できるものを探していきます。

また、現地の文化に合わせたメニュー提案を、
JFCメンバーで行うことも。
例えばインドネシアのスパイシーうどんや照り焼きうどんはその一部。

ローカルスタッフとの協力

着々とオープニングにむけた店舗づくりが進む中、
現地で採用されたマネージャー(店長)候補は、
シンガポールの直営店で研修を受けることになります。

2週間(契約により異なる)、JFCのメンバー(シンガポールのローカルメンバー含め)がみっちり行います。

・シンガポールに住む日本人のJFCメンバー
・直営店で働く、シンガポール人のローカルメンバー
・新しく進出する国のマネージャー候補

合同のグローバルな研修となります。
基本は英語になりますが、言葉が通じなくても
ジェスチャーや、もちろん料理や接客を通して
2週間の研修の間に絆が生まれます・・・

開店まであと少し!

シンガポールでの研修を終えたマネージャー候補は、
各国に戻り、今度はトレーナーという立場で現地のスタッフの指導を行います。
最初の1店舗が立ち上げには、JFCのメンバーも現地入りします。

指導方法やシフト組みをはじめと、
原価率の計算、メニュー価格の決定までのサポートを行います。

しかし・・・
完全の店舗の施工が遅れていることも、海外ではよくあります・・・
過去にはJFCメンバー自ら工事現場に入り、工事を手伝った経験も。

Finally!

また、開店前に欠かせないのはたも屋本部様に現地に来ていただき
うどんの最終調整を行うこと。
湿度やお水により、大きく変化するうどん麺。
その調整を行えるのは、やはりたも屋のたもっちゃん(社長)のみ!
(テレビチャンピオン 讃岐代表になったご経験もある黒川社長!)

うどんにGOサインを出していただき、
店舗、人材、すべてが整ったら、グランドオープニング!

の前に、

海外ではソフトオープン、というものをするところが多いです。
友達や家族などを招き、基本的に告知はせずに営業をするというものです。
その期間を終え、ようやく店舗の開店となります。

開店がゴールではない!

開店後のフォローも、JFCでは海外エリア本部として行っています。
定期的にSVを現地に派遣し、QSCのチェック及び指導を行います。
また、シンガポールの直営店で行ったプロモーションや、販促物の提案も行い
より良い店舗になるように、一緒になって改善に取り組んでいます。

加盟者との出会いから契約、店舗開店準備からオープン、
その後のフォローまで、国内と変わらないと感じるかもしれません。

海外であることの醍醐味、というのは文化の異なる人々と共に
全く違う環境で試行錯誤し、ゼロから一つ大きなものを創り上げていくことだと思います。
そのお手伝いを、国内の本部様と一緒になり、エリア本部であるJFCでは行っています。

Japan Food Culture Pte Ltd.
CEO: Akihiko Koga
Address:
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Telephone:(+81) 03-6869-5994 (Japan)

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